錦江湾の魅力

misago

錦江湾は、薩摩・大隅の両半島に挟まれた海域で、南北約80km、東西約20kmの細長い湾です。数十万年にわたる長期的な火山活動と地殻変動によって形成され、湾の中央部には世界的な活火山である“桜島”がそびえています。

kuroturaherasagi-02

湾全体の平均水深は117m、最大水深は湾奥で206m、湾央部では237m。(同等のサイズの東京湾は、水深は50mより浅い)内湾でここまでの深さを有するのは世界的にも珍しく、湾の底層には「たぎり」と呼ばれる火山性ガスの出る場所があり、鹿児島湾固有の生物“サツマハオリムシ”が生息しています。

umigame-02

また、黒潮の一部が湾内に流れ込むため、桜島南岸にはサンゴが生息し、常時2~300頭のイルカが定住・回遊しています。また、2011年6月には湾奥の福山沖でザトウクジラが、7月には磯海水浴場でウミガメの上陸が確認されています。湾奥沿岸には絶滅危惧種である、クロツラヘラサギの渡来地などもあり、錦江湾には多種多様な生き物が生息しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>